肝臓病になった犬猫のためのペット救急箱

ペットを肝臓病から守りたい!肝臓と上手につき合っていくための百科事典

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肝臓病の症状

このページでは、犬と猫が肝臓病を発症したときに起こる、さまざまな症状についてまとめています。

肝臓病になると、栄養の貯蓄機能や解毒機能が低下します。そのため、食事面の変化から、飼い主さんが異変に気づくパターンがほとんど。このページで紹介するサインに気づいたときは、すでにかなりのダメージを受けていると考えた方がよいでしょう。

犬の肝臓病の症状について
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猫の肝臓病の症状について
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肝臓病の症状【犬編】

犬は、どこか調子が悪いときでも、人間のように言葉で訴えることができません。その上、肝臓病の初期症状は、毎日お世話をしていてもわかりにくいもの。気づいたときには手遅れだった…という悲しいケースも、よく起こります。

元気そうな犬の写真

いかに肝臓病のサインを見落とさないかが、初期の内に治してあげるポイントです。すでに肝臓病になった場合でも、これ以上悪化させないために、肝疾患について理解を深めましょう。

犬が肝臓病になったときの症状

  • 食欲不振で、大好物さえ口にしなくなった
  • ごはんを食べても、すぐに吐いてしまう
  • 軟便・下痢が続いている
  • 便の色が灰色っぽい
  • 体重があきらかに減ってきた
  • 水をやたら大量に飲むようになった
  • おしっこの回数が増えた

症状を一覧でみてみると、すぐに気づけそうな症状ばかりですよね。しかし、普段意識せずに生活していると「ちょっと体調が悪いのかな?」「どうせ変なものでも食べたんだろう」程度にしか思わないものです。

たとえば、水を飲む量が明らかに増えても、肝臓病を疑う飼い主さんはなかなかいません。とくに夏場は「気温が高くなったから」と、気候のせいにしがち。そんなささいな初期症状を見逃すと、肝臓病はどんどん進行してしまうのです。

肝臓病が悪化すると、体内に毒素が充満して、肝臓の細胞が死んでいきます。その結果、肝硬変を引き起こすことに…。一度肝硬変になってしまうと、肝臓本来の機能を発揮できなくなり、肝細胞の8割が死滅してしまいます。さらに悪化すると、肝不全となり、機能が停止してしまうのです。

肝不全になってはじめて、黄疸や出血など、あきらかにおかしい症状があらわれます。少しでも異変を感じたら、すぐに獣医さんに相談してくださいね。

肝臓病の症状【猫編】

猫が肝臓病になってしまった場合、初期の頃は痛みがないため、猫自身も気づきません。飼い主さんはなおさら気づけないので、日ごろから注意して観察する必要があります。

元気そうな猫の写真

ただ、初期の肝臓病にも、まったく症状がないわけではありません。次のような症状や傾向がみられたら、「ひょっとして肝臓病?」と疑ってください。

猫が肝臓病になったときの症状

  • 以前よりごはんを食べなくなった
  • 食事を口にしても、おう吐する
  • 元気がなく、痩せてきた
  • 便がゆるい、または下痢
  • 灰色気味の便がでるようになった
  • 排尿の回数・量が増えた
  • 水を飲む量がかなり多くなった

肝臓病が進行すると、お腹のなかに水が溜まる「腹水」になる、「肝性脳症」の影響で痙攣(けいれん)・よだれをたらすといった症状が見られます。ひどい場合は、今いる場所や飼い主さんがわからなくなる「見当識障害」になることも…。

最悪の場合、肝硬変でそのまま昏睡状態になり、命にかかわることもあります。そうならないためにも、普段の行動に注意を払い、ちょっとした変化でも病気を疑いましょう。

猫は、ペットとして飼われる動物のなかでも、特に独立性が高い生きものです。弱っていても、人の目が届かないところでサインを出している可能性があります。犬や他のペットよりも、注意深く見てあげてくださいね。