肝臓病になった犬猫のためのペット救急箱

ペットを肝臓病から守りたい!肝臓と上手につき合っていくための百科事典

HOME » 犬猫の胆嚢疾患について

犬猫の胆嚢疾患について

ここでは、ペットの犬・猫がかかりやすい胆嚢疾患の原因や症状について説明していきます。

犬の胆嚢疾患の原因・症状について
知りたい方はこちら
猫の胆嚢疾患の原因・症状について
知りたい方はこちら

犬の胆嚢疾患の原因・症状

犬の写真

犬が発症する胆嚢(たんのう)疾患には、胆嚢炎・胆泥(たんでい)症・胆石症のほか、胆嚢粘液嚢腫(ねんえき-のうしゅ)、胆嚢ポリープ、胆嚢腫瘍(しゅよう)、総胆管閉塞や胆嚢破裂を併発症として罹患することもあります。

なかでも、発症することが多いのが、胆嚢炎・胆泥症・胆石症の3つ。肝炎や腸炎、急性膵炎(すいえん)から、細菌感染を起こして胆嚢炎になるケースが多いのが特徴です。

胆嚢炎を患ってしまうと、胆汁が変質。泥状や結石化して胆嚢内に蓄積し、胆泥症や胆石症になってしまいます。

最初は無症状でも、病気が進行していくとともに、元気がなくなったり、食欲がなくなったり、食事を口にしてもおう吐してしまう症状が見られるように…。

さらに、胆嚢炎が悪化・総胆管が閉塞すると「黄疸(おうだん)」があらわれるほか、胆石症や胆嚢粘液嚢腫などが進行すれば、胆嚢壁がもろくなっているために、壊死することもあります。

もろくなった胆嚢壁の壊死が進めば、最終的には胆嚢が破裂し、胆汁が腹腔内に漏洩。激しい腹膜炎を起こして、ペットがのたうちまわることにもなりかねません。つまり、胆嚢疾患を放っておいても、何ひとついいことはないのです。

胆嚢疾患を発症しやすい犬種

  • シェットランドシープドッグ
  • ミニチュアシュナウザー
  • コッカースパニエル
  • ビーグル
  • シーズー
  • トイプードル

犬の胆嚢疾患の治療法

罹患したのが胆嚢炎であれば、症状や原因にあわせて、適切な抗生物質を投与するのが一般的。
軽度の胆泥症と胆石症、胆嚢粘液嚢腫であれば、胆汁の分泌をうながす利胆剤を投与して経過を観察します。

万一、発見した時点で胆泥症と胆石症、胆嚢粘液嚢腫が重症化してしまっていた場合は、内科治療での完治が難しいでしょう。

胆嚢破裂の危険性がある、総胆管閉塞症を合併しているなどの重症状のケースでは、外科手術で胆嚢を切除。総胆管内を洗浄する治療となります。

小型犬や体力のない老犬だと、外科手術も難しいので、なるべく重症化する前に病気を見つけてあげることが肝心です。

胆嚢疾患は多くのケースで原因が特定できないため、日ごろのケアや観察、検診などを怠らないようにしてください。

とくに、好発犬種や血液検査でコレステロール、中性脂肪などの脂質に異常があったときなどは定期的にチェックしていくことが必須。高齢の犬も発症しやすいので、ある程度の年齢になれば、病気でなくても検診をうけるようにしましょう。

猫の胆嚢疾患の原因・症状

猫の写真

猫には、胆嚢(たんのう)炎・胆泥(たんでい)症・胆石症のほか、胆嚢粘液嚢腫(ねんえき-のうしゅ)、胆嚢ポリープ、胆嚢腫瘍といった胆嚢疾患がよくみられます。

これらの胆嚢疾患と併発しやすいのが、総胆管閉塞や胆嚢破裂です。放っておくと重症化し、危険な状態にもなりかねませんので、併発前に病気を見つけてあげるようにしましょう。

猫の場合は、犬ほど胆嚢そのものの疾患は起きにくいですが、胆管肝炎が多く見られるようです。また、犬同様、猫にも胆嚢疾患にかかりやすい猫種があります。

胆嚢疾患を発症しやすい猫種

  • シャム
  • ヒマラヤン
  • ペルシャ

猫種にかかわらず、猫白血病ウイルスや猫エイズウイルスに感染している猫も、胆嚢の病気を患いやすいといわれています。

胆嚢は肝臓と同じように、臓器に異常が発生しても、はじめのうちはほとんど気づきません。そのため、初期症状はとくに見つけにくいのが特徴です。

それでも、食欲や元気がない・嘔吐する・下痢をするなどの症状がでるので、注意深く観察してあげましょう。

猫の胆嚢疾患の治療法

猫の胆嚢疾患は、原因によって治療法が変わってきます。

胆嚢炎が原因なら、症状に応じた抗生物質をあたえて胆嚢疾患を治していくことになります。原因が軽い胆泥症や胆石症、胆嚢粘液嚢腫であれば、利胆剤で胆汁の流れる量を増やす治療が一般的です。

胆泥症と胆石症、胆嚢粘液嚢腫が重症化しているようだと、外科手術での治療。さらに胆嚢が破裂する恐れや、総胆管閉塞症も患ってしまっている場合などは、手術で胆嚢を切除していくことになります。

胆嚢疾患の犬猫に摂らせたい栄養分

胆嚢は、食事と密接に関連している器官です。そのため、ふだんの食事にも大きな影響をうけます。

たとえば、どんなに犬や猫たちがよろこんで食べてくれても、コレステロールや脂肪分の多い食事の摂り過ぎはNG。脂肪肝、ひいては肝硬変のリスクが高まり、取り返しのつかない病気を招くことにもつながりかねません。

犬や猫の胆嚢疾患を防ぐには、コレステロール値を下げる良質のタンパク質や、肝機能を活性化させる成分を与えることが大切です。

たとえば、亜麻仁油やシソ油をはじめ、カロテノイド、フラボン、ポリフェノール類、核酸、サポニン、多糖類が有効とされています。

とくに、ニカショウエキスにはカロテノイド、フラボン、ポリフェノール類、核酸、サポニン、多糖類がまとめて入っているので、ぜひとも摂取させたい成分。

しかし、ペットフードだけの食事で摂取することは難しいですし、だからといって、毎食有効成分が入った食事を手づくりするのも現実的ではないでしょう。そんなときは、ペット用のサプリを利用するのも、お手軽で便利な方法です。

なかには特許技術を取得した製造方法で抽出した高品質のサプリや、人間と同じレベルの安全性でつくられたサプリもあるので、愛犬や愛猫に与えても安心!
獣医とともに開発されたサプリなら、なお安全で安心でしょう。興味のある方はぜひチェックしてみてください。